講座
金融サービスのクラウド:規制と責任分担
クラウドコンピューティングとは何か、銀行などの貸し手がなぜそれを使うのか、そして使い始めたあと誰が何に責任を負うのかを説明します。提供者との間で管理をどう分担するのか、監督当局がクラウドを外部委託としてどう扱うのか、データと監督当局のアクセスはどうなるのか、そして集中と撤退にどう備えるのかです。定義から強靭性まで、全5回の講座です。
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- 01クラウドコンピューティングとは何か、なぜ金融機関が使うのか銀行などの貸し手は、他者が所有し運営する計算資源の上で自らのシステムを動かすことが増えています。この回では、クラウドコンピューティングの標準的な定義、そのサービスモデルと配置モデル、金融機関がクラウドを採用する理由、そして採用しても変わらない2つのこと、つまり誰が責任を負うのか、そして提供者がいかに少ないのかを説明します。
- 02責任の共有:サービスモデルごとに誰が何を管理するのかクラウドでは、システムの層の一部を提供者が運営し、残りを金融機関が運営します。その境目がどこにあるかは、サービスモデルによって決まります。この回では、誰がどの層を管理するのか、それがセキュリティにとって何を意味するのか、設定の誤りがなぜ機関のリスクなのか、そしてその分担をどう書き留め、確かめるのかを示します。
- 03外部委託としてのクラウド:重要度、デューデリジェンス、契約、監督当局監督当局は、クラウドサービスを第三者への依存の一形態として扱い、同じ規律を当てはめます。サービスがどれほど重要かを判断し、契約の前に提供者を確かめ、欠かせない権利を契約に書き込み、監督当局に情報を伝えることです。この回では、バーゼル銀行監督委員会の2025年の原則と欧州銀行監督機構の外部委託に関するガイドラインを使って、この手順を順に見ていきます。
- 04クラウドの中のデータ:保護、所在地、監督当局のアクセスクラウドの中で貸し手が持つ最も機微な資産は、データです。借り手の本人情報、収入、残高、返済の履歴です。この回では、3つの問いを順に取り上げます。他者がコンピューターを運営するときにデータをどう守るのか、データがどこにあり、なぜ一部の国はデータを国内にとどめるよう求めるのか、そして機関とその監督当局がどうやってなおデータに到達できるのかです。
- 05集中、強靭性、撤退:提供者が止まるときへの備えクラウドサービスは少数の大きな提供者によって運営されており、多くの金融機関が同じ提供者に依存しています。この回では、その集中が1つの機関と金融システムにとって何を意味するのか、機関が提供者の停止にどう備えるのか、なぜ提供者から離れることが難しいのか、そして文書にした撤退計画に何を書くべきかを見ていきます。
確認テストと修了証 全8問(第1回の問題は無料で試せます)。公開中のすべての回を読み、80%以上で合格すると修了証を発行します。
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