貸金業の規制を国別に比較する
金利の上限、返済負担の規制、信用情報機関への報告、回収、クーリングオフ、ライセンスを、東南アジア各国と参考の香港で比べます。無担保ローン、MFI、BNPL、車両ファイナンス、EWA、SME から商品を選ぶと、その商品にかかる規制に絞って比べられます。すべての項目に出典があります。
最終更新 2026年10月22日 · 根拠の強さ:A=法令・規制・監督当局や中央銀行の公表資料、B=国際機関・査読研究。
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| 金利・総コストの上限 | 返済負担の規制(DSR・年収倍率) | 信用情報機関への報告・照会 | 給与前払い(EWA)は貸付扱いか | 回収行為の規制 | クーリングオフ・開示義務 | ライセンスと所管当局 | 直近の改正・予定 | |
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| 項目 | カンボジア | タイ | ベトナム | ラオス | ミャンマー | フィリピン | インドネシア | マレーシア | シンガポール | ブルネイ | 東ティモール | 香港参考 |
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| 金利・総コストの上限 | 規定あり NBC金利上限プラカス(2017年3月13日):年18%(名目金利・期間問わず)。対象はMDI・MFI・農村信用機関、2017年4月1日以降の新規・リストラ・借換え。手数料は対象外。商業銀行は対象外。 出典 · 2017年4月1日 · 根拠 A
| 規定あり BOTが実効金利(利息・手数料・違約金込み)で上限設定:無担保個人ローン年25%、車両権利証担保24%、デジタル個人ローンは無担保と同じ、ナノファイナンス33%(財務省上限36%)。個人ローンは財務省上限28%の範囲内。 出典 · 2024年1月1日 · 根拠 A
| 規定なし(確認済み) 通達39/2016:貸出金利は市場の需給に基づき当事者が合意(中銀総裁が上限を定める一部短期ドン建て融資を除く)。延滞元本の金利は約定金利の150%以内、未払利息の遅延利息は年10%以内。 出典 · 2026年8月15日 · 根拠 A | 確認中 | 規定あり MFIの規制上限金利:年28%(月2.3%)。マイクロファイナンス事業法(2011年)第7条(g)により監督委員会がミャンマー中央銀行の手続に沿って貸出金利と手数料を決定。 出典 · 2024年5月1日 · 根拠 B
| 確認中 | 規定あり P2P貸付(LPBBTI)、SEOJK 19/2025(2025年7月31日〜):消費者向けは手数料込みで日0.3%(6か月以内)・日0.2%(6か月超)、事業向けは日0.275%か0.1%。延滞金も同率、総額は元本の100%まで 出典 · 2025年7月31日 · 根拠 A
| 規定あり 1951年貸金業法:金利上限は有担保年12%・無担保年18%、利息総額は元本まで(裁判所命令除く)、遅延利息年8%。2025年消費者信用法は数値上限なし(公正で過大でないこと) 出典 · 2026年6月5日 · 根拠 A
| 規定あり 貸金業者:金利月4%以下、遅延利息月4%以下(担保・所得問わず)。前払手数料は元本の10%以下、遅延手数料月S$60以下、費用総額は元本以下。2015年10月1日から。 出典 · 2015年10月1日 · 根拠 A
| 規定あり 貸金業法(Cap. 62)第5条:金利上限は担保付年15%、無担保(約束手形のみ)年24%。公示で変更可能(第7条)。違反は罰金BND 2,500と禁錮6か月。 出典 · 1984年1月1日 · 根拠 A
| 確認中 | 規定あり 放債人条例:年48%超の金利は禁止。実効年36%超は暴利と推定され、裁判所が契約を見直し可能。2022年12月30日以降の契約に適用。 出典 · 2022年12月30日 · 根拠 A
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| 返済負担の規制(DSR・年収倍率) | 確認中 | 規定あり 無担保個人ローン:月収3万バーツ未満は月収の1.5倍まで・借入先3社まで、3万バーツ以上は5倍まで。BOT責任ある貸付規制(3/2568)は全債務返済後の残余所得の確認を要求。 出典 · 2025年1月31日 · 根拠 A | 規定あり 通達39/2016:返済能力は融資条件で、貸手が審査。内部格付と国家信用情報センター(CIC)の情報を併用可。DSRの数値上限なし。 出典 · 2020年1月1日 · 根拠 A | 確認中 | 確認中 | 規定あり RA 11765(2022年)は数値のDSR上限を定めない。金融サービス提供者は商品の適合性と返済可能性を判断する書面手続(過剰債務防止策を含む)を備えるべきとする。 出典 · 2022年5月6日 · 根拠 A
| 規定あり SEOJK 19/2025:消費者P2Pの元本・利息返済は所得の40%(2025年)、30%(2026年〜)まで。利用は3事業者まで。2026年1月1日から18歳以上(または既婚)かつ月収300万ルピア以上 出典 · 2026年1月1日 · 根拠 A
| 規定あり SKP行為基準(2026年6月5日):消費者信用法の与信業者は個人への与信・枠拡大前に返済能力審査。慎重なDSRと最低可処分所得基準を用いる。DSRの数値規定なし。BNPLは与信枠1,000リンギット超で審査必須 出典 · 2026年6月5日 · 根拠 A
| 規定あり 貸金業者からの無担保借入合計:市民・永住者は年収S$2万未満でS$3,000、外国人はS$500(S$1万未満)またはS$3,000(S$1万〜2万未満)、年収S$2万以上は月収の6倍。貸金業者は所得を考慮すべき(2026年指令第1号)。 出典 · 2026年4月1日 · 根拠 A
| 規定あり 銀行・イスラム銀行・ファイナンス会社の個人向け与信:月間純所得BND 1,750以上1万未満はTDSR 60%以下(2017年11月9日施行)。銀行は購入物件担保の住宅融資で70%まで可。その他の所得帯は各社方針。 出典 · 2017年11月9日 · 根拠 A
| 確認中 | 規定あり 2026年8月1日から、月収HK$12,000以下への無担保個人ローンはDSRが35%(HK$6,000以下)または40%(HK$6,001–12,000)を超えると不可。新規分を含む全ての無担保個人ローン返済を算入。 出典 · 2026年8月1日 · 根拠 A
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| 信用情報機関への報告・照会 | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 確認中 | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり |
| 給与前払い(EWA)は貸付扱いか | 規定あり | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 規定あり | 確認中 | 確認中 | 確認中 |
| 回収行為の規制 | 確認中 | 規定あり | 規定あり | 確認中 | 確認中 | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 確認中 | 確認中 | 規定あり |
| クーリングオフ・開示義務 | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 確認中 | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり |
| ライセンスと所管当局 | 規定あり 与信は銀行業務でNBC免許が必要(銀行・金融機関法、1999年11月18日)。ノンバンクはNBC免許のMDI・MFI、またはNBC認証の農村信用機関(農村信用機関認証プラカス、2019年12月23日)。 出典 · 2019年12月23日 · 根拠 A
| 規定あり ノンバンクの無担保貸付は「監督下の個人ローン」免許(革命評議会布告第58号、財務省告示2020年7月30日)、BOT監督。デジタル個人ローンは2万バーツ以下・6か月以内。ナノファイナンスは別免許。 出典 · 2020年7月30日 · 根拠 A
| 規定あり 信用機関法32/2024(2024年7月1日施行)。ファイナンス会社の消費者ローンはSBVの別規制。P2PはSBVのサンドボックス内のみ(政令94/2025、2025年7月1日〜、試行最長2年、国内限定・越境不可)。 出典 · 2025年7月1日 · 根拠 A
| 規定あり 金融・銀行業はBOLの許可が必要(ラオス中央銀行法第47/NA号、2018年)。非預金受入型マイクロファイナンス機関はBOL金融機関監督局が免許(政令第460号、2012年)。 出典 · 2018年6月19日 · 根拠 A
| 規定あり マイクロファイナンス事業法(2011年)に基づく免許が必要、監督委員会が30日以内に決定。無免許営業は罰金・5年以下の拘禁刑またはその併科。免許は金融規制局(FRD)が発行。 出典 · 2011年11月30日 · 根拠 A
| 規定あり 貸金会社は2007年貸金会社規制法(RA 9474)に基づきSECの営業認可証が必要。最低払込資本100万ペソ(SECが引上げ可)。 出典 · 2007年8月23日 · 根拠 A
| 規定あり P2P貸付(LPBBTI)はPOJK 40/2024(2024年12月27日〜)に基づくOJK事業免許が必要:株式会社か協同組合、資本は常時125億ルピア以上、国内の借り手のみ、消費者向けは1人20億ルピアまで。 出典 · 2024年12月27日 · 根拠 A
| 規定あり 貸金業者:1951年貸金業法に基づくKPKT免許。オンライン貸付は免許への追加許可。2025年消費者信用法:BNPL・リース・ファクタリングはSKP免許、債権回収業者は登録。既存業者は2026年11月30日までに申請。BNPLは自己資本200万リンギット以上 出典 · 2026年6月1日 · 根拠 A
| 規定あり Moneylenders Act 2008に基づく貸金業者免許(法務省貸金業者登録官)、有効期間12か月。新規免許の付与・申請受付は現在停止中。 出典 · 2026年9月30日 · 根拠 A
| 規定あり 貸金業は貸金業法(Cap. 62)に基づくBDCB免許が必要。免許は年次(手数料BND 500)、BDCBが定める最低払込資本金・国内の事業所・銀行保証による保証金が要件。 出典 · 2024年4月6日 · 根拠 A
| 規定あり 預金・顧客保証金がUSD 50万超ならODTI免許が必要(2010年公示第6号、MFI含む)。2026年法律第10号で中央銀行が金融機関の免許・監督を専管、MFI・ファイナンス会社・質屋をノンバンクと規定。 出典 · 2026年8月12日 · 根拠 A
| 規定あり 放債人条例(Cap. 163)に基づく放債人免許。免許は牌照法庭が付与、申請処理は放債人登記官(公司註冊處)、執行は警察。免許条件で開示・手数料・回収・AML/CFT・返済能力を規定。 出典 · 2026年8月1日 · 根拠 A
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| 直近の改正・予定 | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 確認中 | 確認中 | 確認中 | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり | 規定あり |
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一般的な情報であり、法的助言ではありません。規制は改正されることがあるため、判断の前に最新の原文を確認し、専門家にご相談ください。