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ミャンマー国営農業銀行、増額した営農融資を二期作にも拡大
3行でいうと
- ミャンマーの国営の農業開発銀行は10月5日、今年度の営農融資が、前の年度より平均で二倍に増えたと発表しました。
- 対象はコメやトウモロコシ、落花生、ゴマ、豆類、サトウキビなど10作物で、10月の第二週から貸し出しを始めます。
- 収穫の時期に合わせた短い期間の融資が、リスクを抑える手段になります。
内容
ミャンマーの国営の農業開発銀行は10月5日、今年度の営農融資が、前の年度より平均で二倍に増えたと発表しました。同じ土地で二期目の作物をつくる農家にも、増額した基準で追加の融資を行います。対象はコメやトウモロコシ、落花生、ゴマ、豆類、サトウキビなど10作物で、10月の第二週から貸し出しを始めます。
同行は5月、コメの融資額を1エーカー当たり30万チャットに引き上げていました。前の年度の約15万チャットからの倍増です。一方で、肥料の値段も上がっています。
シャン州南部の農家によりますと、尿素は1袋17万チャット超で、以前の約9万チャットから大きく上がりました。農家からは、増額した融資でも耕作の費用の半分に満たず、利息や手数料が貸し出しの前に差し引かれるとの声も出ています。融資の増額は肥料の値上がりとほぼ同じ幅で、融資の実質的な購買力は、ほとんど変わっていません。
二期目の作物にも広げれば、農家が一年に借りられる額は増えますが、収穫と価格の変動にさらされる機会も、一回増えます。物価上昇率は今年度24.0%と予想され、チャット建ての融資は、貸し出しから収穫までの間に急速に目減りします。ミャンマーの農家に貸す金融機関にとっては、世帯あたりの債務が増え、返済が二回目の収穫にも左右されるようになります。
名目の融資額ではなく、作物の利幅をもとに返済能力を見る必要がありそうです。収穫の時期に合わせた短い期間の融資が、リスクを抑える手段になります。
出典
SEA Lending Brief
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本レポートは情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。