この記事の原本は英語です:English original
マレーシアのデジタル銀行、国際金融公社と損失分担契約
合成音声で読み上げますこの記事を聞く
3行でいうと
- マレーシアのデジタル銀行、ジーエックス銀行は9月14日、国際金融公社と契約を結びました。
- 対象となる融資は最大1億1,000万ドルで、最初に生じる損失を、国際金融公社が最大495万ドルまで負担します。
- 契約の期間や手数料は明らかにされておらず、融資が実際に増えるかどうかは、今後の実績を見る必要があります。
内容
マレーシアのデジタル銀行、ジーエックス銀行は9月14日、国際金融公社と契約を結びました。中小零細企業向け融資のリスクを分け合う内容です。対象となる融資は最大1億1,000万ドルで、最初に生じる損失を、国際金融公社が最大495万ドルまで負担します。
財務の記録や担保の乏しい企業が、主な対象です。負担してもらえる上限は、対象の融資の約4.5%で、それを超える損失は銀行が負います。同行の中小企業向けの融資は、6月末で2,460万リンギと、融資全体の2%にすぎません。
上半期は純損失を計上し、貸し倒れに関連する費用は、前の年の約3.3倍に膨らみました。不良債権比率もほぼ倍になり、問題の融資の多くは家計向けです。中小企業向けの拡大は、開発金融機関の支えを得ながら、慎重に進める形です。
国際金融公社は、域内のデジタル金融への関与を広げています。フィリピンのジーキャッシュを運営する会社の株式公開でも、主要な投資家となりました。契約の期間や手数料は明らかにされておらず、融資が実際に増えるかどうかは、今後の実績を見る必要があります。
出典
Weekly email
SEA Lending Brief
東南アジアの貸付・与信・規制の動きを、毎週まとめてお届けします。
本レポートは情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。