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マレーシアの家計、初期の延滞は減少 長期の延滞は小幅増
3行でいうと
- マレーシア中央銀行は、家計の財務はおおむね底堅いとの見方を示しました。
- 国営通信が10月5日、同行の分析として伝えました。
- 定義は違いますが、悪化の方向は域内で共通しています。
経営への含意
家計の返済の遅れは範囲が狭いものの長引いています。回収と条件変更は、すでに遅れている低所得層に集中してください。
内容
マレーシア中央銀行は、家計の財務はおおむね底堅いとの見方を示しました。国営通信が10月5日、同行の分析として伝えました。安定した雇用が支えになっているということです。
中東の紛争が返済能力に大きく響いている証拠は、限られているとしています。ただ、延滞の中身には変化が見られます。6月末の家計向け融資のうち、延滞が一か月のものは1.71%でした。
3月末からは下がっています。一方、延滞が二か月のものと三か月以上のものは、いずれも小幅に上がりました。三か月以上の延滞は0.96%です。
中銀によりますと、延滞の増加はすべての所得層で見られました。とくに、所得の低い借り手で目立つということです。借り手の返済負担率の中央値は32.1%で、ほぼ横ばいです。
初期の延滞が減る一方で、長期の延滞は増えています。新たに延滞する借り手は減ったものの、延滞した借り手が立ち直っていないことを示します。新たな延滞の波ではなく、一部の苦しい借り手に問題が集中している形です。
銀行全体の不良債権比率は、8月に1.4%でした。システム全体で見れば、信用の質は安定しています。フィリピンやインドネシアでも、長期の延滞を示す指標はここ数か月上がっています。
定義は違いますが、悪化の方向は域内で共通しています。
出典
SEA Lending Brief
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本レポートは情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。