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マレーシア中銀、2027年に資金洗浄リスクを国全体で評価へ
3行でいうと
- マレーシア中央銀行は、資金洗浄とテロ資金供与のリスクを国全体で評価する作業を、2027年に行います。
- マルズニシャム副総裁が10月22日、金融以外の事業者や専門職の法令順守をテーマにした会議で明らかにしました。
- 顧客の受け入れで外部の専門職に頼るデジタルの貸し手は、評価の後、そのつながりを厳しく見られる可能性があります。
内容
マレーシア中央銀行は、資金洗浄とテロ資金供与のリスクを国全体で評価する作業を、2027年に行います。マルズニシャム副総裁が10月22日、金融以外の事業者や専門職の法令順守をテーマにした会議で明らかにしました。次の評価では、会社秘書役などの金融以外の事業者や専門職について、リスクを深く調べます。
分野ごとに、的を絞った政策や指針につなげるねらいです。副総裁は、顧客の確認や報告が弱いと、犯罪者が動く余地が生まれると述べました。中銀が8月以降に公表した罰金も、確認の不備を問うものです。
8月26日には、ある銀行とイスラム金融の子会社に、合わせて26万4,000リンギの罰金を科したと公表しました。国内の制裁リストが出たあとも、データベースをすぐに更新せず、古い情報で顧客を照合していたためです。中銀は、制裁の対象者を顧客として受け入れた例はなかったとしています。
9月30日には、両替などを扱う資金サービス業者2社への処分を公表しました。顧客の確認を怠った業者は2万2,000リンギ、制裁リストとの照合の仕組みがなかった業者は1万1,500リンギの罰金です。中銀の処分は、2025年には284件で、前の年より減りました。
今年の案件は金額は小さいものの、管理が実際に機能しているかを具体的に問うものです。マレーシアの貸し手は、国内リストが変わるたびに、照合のデータをすぐ更新していると示す必要がありそうです。顧客の受け入れで外部の専門職に頼るデジタルの貸し手は、評価の後、そのつながりを厳しく見られる可能性があります。
出典
- BNM: Administrative monetary penalty on a licensed bank and its Islamic subsidiary for targeted financial sanctions breaches (2026-08-26)一次資料
- BNM: Administrative monetary penalty on a money services business for targeted financial sanctions breaches (2026-09-30)一次資料
- BNM: Administrative monetary penalty on a money services business for an AML/CFT breach (2026-09-30)一次資料
- The Star (Bernama): BNM conducts national risk assessment in 2027, focusing on DNFBP sectors (2026-10-23)
- Malay Mail (Bernama): BNM to review money laundering risks next year (2026-10-23)
- BusinessToday: BNM flags rising corporate mule accounts as criminal networks exploit businesses (2026-10-23)
- The Edge Malaysia: Over 280 supervisory, enforcement actions imposed against financial institutions in 2025, BNM says (2026-03-31)
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