この記事の原本は英語です:English original
マレーシアで債務相談が増加、相談機関の利用は前年を上回る
合成音声で読み上げますこの記事を聞く
3行でいうと
- マレーシア中央銀行が設けた信用カウンセリング・債務管理機関が、利用状況を明らかにしました。
- 2026年1月から8月までに支援を求めた人は10万人超で、前年同期より15%増えました。
- 最低額だけの返済や、借り換えのための新たな借り入れは、早めに連絡する目安になり得ます。
内容
マレーシア中央銀行が設けた信用カウンセリング・債務管理機関が、利用状況を明らかにしました。2026年1月から8月までに支援を求めた人は10万人超で、前年同期より15%増えました。同じ期間に、返済計画を組み直す債務管理プログラムに承認された人は4万7000人超です。
承認案件のうち30歳代が41%を占めます。主な理由は生活費の高さです。一方、中央銀行によると、家計向け融資のひと月以上の延滞比率は6月末に3.39%で、3月末から低下しました。
ただ、3か月以上の延滞比率は0.96%で、1年前より上がっています。相談の増加は、まだ全体の延滞比率には表れていません。貸し手にとっては、この機関を通じた返済条件の見直し依頼が増える可能性があります。
対応の手順を整えておくことが考えられます。最低額だけの返済や、借り換えのための新たな借り入れは、早めに連絡する目安になり得ます。
出典
Weekly email
SEA Lending Brief
東南アジアの貸付・与信・規制の動きを、毎週まとめてお届けします。
本レポートは情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。