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フィリピンの成長率見通し、引き下げ相次ぐ

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3行でいうと

  1. ASEANプラス3マクロ経済調査事務局は10月5日、フィリピンの今年の成長率見通しを3.3%に引き下げました。
  2. 7月時点の4.1パーセントから、大きく下方修正しました。
  3. 今後は、原油価格の動きと、中銀が実際に利上げに動くかどうかが焦点です。

内容

ASEANプラス3マクロ経済調査事務局は10月5日、フィリピンの今年の成長率見通しを3.3%に引き下げました。7月時点の4.1パーセントから、大きく下方修正しました。物価上昇率は5.6%を見込んでいます。

世界銀行は見通しを3.7%に据え置きました。バンク・オブ・アメリカの調査部門は10月9日、今年の成長率が3%未満にとどまるとの見方を示しました。同社は、フィリピン中央銀行が追加の利上げに踏み切る可能性が高まったとしています。

外部の見通しの多くは、政府の目標である3.5〜4.5%を下回っています。同じ事務局は、マレーシアの成長率を5.1%、インドネシアを5.3%と見ています。フィリピンは、近隣の大国に大きく遅れる形です。

成長の鈍化と高い物価は、家計の返済余力をともに弱めます。金融機関は、政府の目標ではなく、事務局の見通しに近い低めの成長率で、事業計画を点検しておく必要がありそうです。政策金利は5.0%で、さらに上がれば、調達コストと借り手の返済能力の両方に圧力がかかります。

今後は、原油価格の動きと、中銀が実際に利上げに動くかどうかが焦点です。

出典

  1. World Bank press release: East Asia and Pacific holds steady amid global uncertainty (2026-10-06)一次資料
  2. Daily Tribune: AMRO hands PHL steepest growth downgrades (2026-10-06)
  3. Context.ph: AMRO slashes Philippine growth forecast as ASEAN pulls ahead (2026-10-05)
  4. Philstar: World Bank retains Philippines growth forecasts (2026-10-07)
  5. Philstar: BofA sees below 3% growth for Philippines (2026-10-09)
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