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東南アジアの信用情報、返済実績と延滞の記録は何が違うのか

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3行でいうと

  1. 東南アジアの信用情報機関を比べる連載の第二回です。
  2. ベトナムでは、ネガティブ情報を終了から5年まで提供できます。
  3. 記録がどれだけ早く変わるかも、審査の設計を左右します。

経営への含意

国ごとに延滞記録の見える期間が違うため、審査ルールも国別に設計し、少額商品では薄い記録を経験不足と決めつけない工夫が要ります。

内容

東南アジアの信用情報機関を比べる連載の第二回です。六つの国の公開資料を比べました。フィリピン、ベトナム、カンボジア、マレーシア、シンガポール、インドネシアです。

どの国の資料も、延滞だけでなく返済実績も記録する仕組みを示しています。違いは三つあります。一つ目は、誰に報告義務があるかです。

フィリピンは、対象の全ての提出機関に、良い情報と悪い情報の両方を求めます。ベトナムでは信用機関に義務があり、その他の参加機関は任意です。二つ目は、延滞の記録が見える期間です。

ベトナムでは、ネガティブ情報を終了から5年まで提供できます。マレーシア中央銀行の信用情報は、直近12か月の延滞を示します。不足額を返済すると、その記録は表示されなくなります。

三つ目は、少額の融資の扱いです。インドネシア金融サービス庁の信用情報では、債務者情報が100万ルピアを超える融資枠に限られました。ティーアンドエスは、誰の返済実績が入っているかが重要だと考えています。

記録がどれだけ早く変わるかも、審査の設計を左右します。

出典

  1. Credit Information Corporation: Implementing Rules and Regulations of the Credit Information System Act (Republic Act No. 9510), approved 27 May 2009一次資料
  2. State Bank of Vietnam: Circular 15/2023/TT-NHNN on credit information activities (Vietnamese text, Thu Vien Phap Luat)一次資料
  3. IFC / National Credit Information Centre of Vietnam: Reforms and Developments in Credit Information System in Vietnam (presentation, 2020)一次資料
  4. Bank Negara Malaysia: Credit Bureau, Frequently Asked Questions一次資料
  5. MoneySense (Government of Singapore): Credit Reports and Creditworthiness (updated 2026-09-28)一次資料
  6. OJK press release SP 128/DKPU/OJK/VII/2026: OJK Luncurkan Optimalisasi SLIK (2026-07-06)一次資料
  7. CRS Insights for IFC (World Bank Group): Impact Study on Credit Reporting in Cambodia (February 2019), hosted by BIIA
  8. Federal Reserve Bank of San Francisco, Asia Focus: Credit Bureaus in Asia (October 2011)
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