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シンガポールのノンバンク、中小企業向け融資を初めて証券化
3行でいうと
- シンガポールのノンバンク、アイエフエス・キャピタルは10月1日、初めてとなる融資の証券化の契約を結びました。
- 対象は7,900万シンガポールドル分の融資です。
- 中小企業に貸すノンバンクが、銀行の融資枠や増資だけに頼らずに済むようになります。
内容
シンガポールのノンバンク、アイエフエス・キャピタルは10月1日、初めてとなる融資の証券化の契約を結びました。対象は7,900万シンガポールドル分の融資です。シンガポールの不動産を担保にした、中小零細企業向けの融資です。
特別目的会社が、優先、中間、劣後の三つの種類の債券を、期間4年で発行します。優先の債券は、不動産大手のキャピタランド・インベストメントがすべて引き受けます。中間と劣後の債券は同社が持ち続け、融資の管理も続けます。
手続きは10月中に完了する見込みです。同社の6月末の融資残高は4億7,500万シンガポールドルで、今回の対象はその約16.6%にあたります。同社は、この取引で資本を回転させ、中小企業への新たな融資に回せるとしています。
最高経営責任者は、繰り返し使える調達の手段にしたいと述べました。価格や収益への影響は示されていません。同社の規模からみると、大きな取引です。
同社の総資産は2021年から増えている一方、年間の利益は、なお2021年の水準を下回っています。融資の優先部分のリスクを売れば、増資を同じペースで進めなくても、中小企業への融資を続けられます。域内のノンバンクは、さまざまな方法で資本を確保しようとしています。
配車大手のグラブは9月、後払い決済の会社の過半数の株式を取得することで合意しました。今回の仕組みが繰り返されれば、資金調達のひな型になります。中小企業に貸すノンバンクが、銀行の融資枠や増資だけに頼らずに済むようになります。
出典
SEA Lending Brief
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本レポートは情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。