与信リスク指数の計算方法
構成要素と重み
| 要素 | 使う値 | 重み |
|---|---|---|
| 不良債権比率 | 銀行全体の最新の不良債権比率 | 25% |
| 不良債権比率の変化 | 1年前の同じ時期との差(ポイント) | 20% |
| 与信伸び率 | 前年比の与信伸び率と、8つの国・地域の中央値との差(急な伸びも縮小もリスクとみなす) | 20% |
| 家計債務 | 家計債務の対GDP比(公表のある国・地域のみ) | 15% |
| 政策金利の方向 | 直近3か月:引き上げ +1、据え置き 0、引き下げ −1 | 10% |
| 規制の締め付け度 | 直近90日:締め付ける規制の数から緩める規制の数を引いた値(案は0.5件) | 10% |
正規化
要素ごとに、データのある国・地域の値を平均0、標準偏差1にそろえ、±2で切り、50+25×z で0〜100の点にします。各要素の点を重みで平均したものが、その国・地域のスコアです。点が高いほど、貸し手にとって厳しい環境です。
欠損値の扱い
認めた出典で数字のない要素は外し、残りの要素の重みを比例して増やします。6つの要素のうち4つ未満しかない国・地域は、その月のスコアと順位を出しません。年初来の伸びしか公表されていない与信伸び率は、前年比と比べられないため使いません。
データの出典
中央銀行、金融当局、統計機関、財務省と、国際機関(IMF、BIS、世界銀行、アジア開発銀行、AMRO)のデータだけを使います。報道や民間のデータは使いません。会員向けの内訳には、要素ごとに出典と発表日を載せています。規制の変更は、当局の文書にもとづく T&S のレポートから数えます。
更新
毎月1回更新します。各版はその時点で公表済みの最新の数字を使うため、公表の少ない国・地域は動きが小さくなります。計算方法を変えるときは、このページに日付と内容を記録します。