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ASEANプラス3の成長予想は据え置き AI関連資産に警鐘

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3行でいうと

  1. ASEANプラス3マクロ経済調査事務局は10月5日、今年の地域の成長率予想を4.1%に据え置きました。
  2. AIの減速を想定したシナリオでは、来年の地域の成長率は2.6%まで下がるとしています。
  3. 域内の監督当局が、次にどこを注視するかを示しているためです。

経営への含意

来年の与信計画は、基本の見通しとAI関連の減速の両方で組んでください。差はリスク許容度を変えるほど大きくなります。

内容

ASEANプラス3マクロ経済調査事務局は10月5日、今年の地域の成長率予想を4.1%に据え置きました。来年の予想は小幅に引き上げています。AI関連の輸出や投資が好調で、消費もおおむね底堅いとしています。

ただ、エネルギーや物流のコストの上昇が、家計の購買力を圧迫しています。同事務局のチーフエコノミストは、内需にはなおばらつきがあると述べました。同時に公表した金融安定報告では、域内の銀行は資本も流動性も十分で、収益も上がっているとしました。

そのうえで、四つの弱点を挙げています。まず、AI関連資産の価格の急な見直しと、米ドルの急変動です。さらに、ノンバンクの借り入れの増加と、ステーブルコインやサイバー攻撃などデジタル金融のリスクです。

AIの減速を想定したシナリオでは、来年の地域の成長率は2.6%まで下がるとしています。地域全体の数字の裏で、国ごとの差は大きくなっています。AI関連の電子機器を輸出するシンガポールは、今年4.8%の成長が見込まれています。

一方、カンボジアの予想は3.9%に引き下げられました。衣料品や観光、送金に頼る国は、同じエネルギー高に直面しながら、それを補う収入の伸びが乏しいのが実情です。ノンバンクやデジタルの基盤を、リスクの経路として名指しした点も重要です。

域内の監督当局が、次にどこを注視するかを示しているためです。

出典

  1. AMRO: Quarterly Update of the ASEAN+3 Regional Economic Outlook, October 2026 (2026-10-05)一次資料
  2. AMRO: ASEAN+3: Navigating Shocks Through Stronger Foundations and Deeper Financial Integration (2026-10-05)一次資料
  3. AMRO: ASEAN+3 Financial Stability Report 2026 (2026-10-05)一次資料
  4. The Nation (2026-10-05): AMRO warns AI slowdown may cut 2027 ASEAN+3 growth to 2.6%
  5. Bernama (2026-10-05): AMRO slightly raises ASEAN+3 2027 growth forecast to 4.1 pct
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