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ベトナム国家銀行、預貸率の上限を95%に 新流動性基準へ移行
3行でいうと
- ベトナム国家銀行は9月30日、銀行の安全性に関する新たな通達を出しました。
- 新しい流動性基準を採用する銀行については、預貸率の上限を、これまでの85%から95%に引き上げます。
- 貸出の伸びの目標が縛りとなっている間は、高い調達コストを前提に計画を立てる必要がありそうです。
内容
ベトナム国家銀行は9月30日、銀行の安全性に関する新たな通達を出しました。12月1日に施行されます。新しい流動性基準を採用する銀行については、預貸率の上限を、これまでの85%から95%に引き上げます。
預貸率を計算する際の預金の範囲も広げ、海外からの借り入れなども含めます。新しい基準の一つが、流動性カバレッジ比率です。2028年10月に50%から始め、毎年引き上げて2033年に100%とします。
銀行は前倒しで新基準の採用を申請でき、基準を完全に満たせば、預貸率の上限は適用されなくなります。ベトナムの銀行では、需要よりも資金の調達が制約になってきました。9月半ばまでの貸出の伸びは10.24%で、預金の8.77%を上回っています。
銀行は預金の獲得を競い、8月には、半年から1年の預金金利が最高で8%に達しました。今回の通達は、当面は社債や海外からの借り入れが多い大手銀行に有利に働きます。一方、2028年以降は、短期の市場調達に頼る銀行ほど、流動性の高い資産を持つコストが重くなります。
銀行の融資枠を使って消費者や中小企業に貸す企業にも影響します。提携先の銀行が新基準を前倒しで採用するかどうかで、借りられる余地が変わります。短期の資金枠に頼る調達は、2028年10月以降、割高になる可能性があります。
貸出の伸びの目標が縛りとなっている間は、高い調達コストを前提に計画を立てる必要がありそうです。
出典
- LuatVietnam: Circular 50/2026/TT-NHNN on safety limits and ratios for commercial banks and foreign bank branches (issued 2026-09-30)一次資料
- VietnamPlus (VNA): State Bank raises loan-to-deposit ratio cap to 95% (Circular 50/2026/TT-NHNN), October 2026
- Nhan Dan: Maximum loan-to-deposit ratio set at 95% (Circular 50/2026/TT-NHNN), 2026-10-02
- VietnamFinance: SBV sets conditions for exemption from the LDR cap (2026-10-01)
- Vietstock: SBV lifts LDR cap to 95% and finalises Basel III roadmap (October 2026)
- The Investor: Banks with diverse funding may gain bigger lending room under new LDR rules (2026-10-03, citing MBS)
- VietNamNet: Loan-to-deposit ratio hits 112% as credit demand stretches banking liquidity (2026-05-21, citing SSI Research)
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