この記事の原本は英語です:English original
ベトナムの貸出、年初来11.59%増 中小企業向け優遇融資は伸び悩み
合成音声で読み上げますこの記事を聞く
3行でいうと
- ベトナムの貸出残高は9月末に、昨年末から11.59%増えました。
- ベトナム国家銀行のハー副総裁が、10月3日の政府の定例会見で明らかにしました。
- しかし、その規模は公表されていません。
経営への含意
年末までの貸出は、残りの枠が少ない前提で計画してください。余地が残るのは優先分野と枠の対象外の貸出です。
内容
ベトナムの貸出残高は9月末に、昨年末から11.59%増えました。ベトナム国家銀行のハー副総裁が、10月3日の政府の定例会見で明らかにしました。同行の年間の方針に沿ったペースだとしています。
伸びは7月末から9月末にかけて加速しており、四半期末の駆け込みの融資も含まれています。目安とする約15%までの残りの余地は、約3.4ポイントに縮みました。貸出の伸びは、経済成長を上回るペースが続いています。
一方、企業や成長分野向けの優遇融資の制度は伸び悩んでいます。19行が登録しましたが、これまでの融資の残高は、枠の約4.5%にとどまります。金利は通常より低く設定されています。
ただ、中小企業が担保や資金繰りの記録を求められる限り、効果は限られます。中小企業向け融資の主な制約は、資金ではなく審査の力にあるといえます。また、社会住宅や工業団地、観光などへの融資は、貸出の伸びの上限の対象から外れています。
その分、消費者や中小企業向けに残る枠は、見かけより大きいはずです。しかし、その規模は公表されていません。
出典
Weekly email
SEA Lending Brief
東南アジアの貸付・与信・規制の動きを、毎週まとめてお届けします。
本レポートは情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。